トイ プードルの子犬はいつまで成長するの?

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愛犬であるトイ・プードルの子犬が、これからどのように成長していくのか知りたい、あるいは成長過程での悩みを抱えているのではないでしょうか?

トイ・プードルは、賢くて人懐っこい性格で、日本でも大人気の犬種。 子犬の頃はぬいぐるみのように愛らしく、その成長を見守る喜びは格別です。

しかし、初めてトイ・プードルを飼う方にとっては、「うちの子の成長は順調?」「いつ頃どんな変化があるの?」「適切な時期にしつけを始めたいけど、いつから、どうやって教えたらいいの?」 など、様々な疑問や不安もあるはず。

この記事では、現役トリマーの私が、 トイ・プードル子犬の成長過程を、月齢別に詳しく解説!ぜひ最後まで読んで、愛犬との幸せな日々を過ごすためにお役立てください。

トイ・プードル子犬、いつまで成長するの?

トイ・プードルの子犬は、個体差はありますが、生後6ヶ月頃まで急激に成長し、その後7~8ヶ月頃にかけて徐々に緩やかになり、1歳頃にはほぼ成犬のサイズになります。

体重も同様に、生後6ヶ月頃までは増加傾向が強く、その後は緩やかになり、1歳頃には成犬の体重に落ち着きます。

「え?うちの子、まだ大きくなるの?」と驚く飼い主さんもいますが、成長期に体重が増えることは、健康的に育っている証拠なので安心してくださいね。

ただし、急激な体重増加や減少は、健康上の問題を示唆している可能性があります。定期的に体重を測り、記録しておくと、成長の目安になるだけでなく、病気の早期発見にも繋がるのでおすすめです。

トイ・プードル成犬の大きさ、どれくらい?

トイ・プードルは、体高(肩までの高さ)でサイズが決まりますジャパンケネルクラブ(JKC)の規定では、トイ・プードルの体高は24~28cmとなっています。

プードルは体高によって、スタンダード、ミディアム、ミニチュア、トイの4種類に分類されます。

プードルの大きさ
  • スタンダード・プードル: 45~60cm
  • ミディアム・プードル: 35~45cm
  • ミニチュア・プードル: 28~35cm
  • トイ・プードル: 24~28cm

中には「タイニー・プードル」や「ティーカップ・プードル」と呼ばれる、さらに小さいサイズのプードルもいますが、これらはJKCでは公認されておらず、明確なサイズ基準はありません。

ななまる
ななまる

あくまでブリーダーやペットショップ独自の呼称であることを理解しておきましょう。

トイ・プードル成犬の平均体重

トイ・プードルの成犬の平均体重は、3~4kgと言われています。

しかし、体重には明確な規定がなく、個体差が大きいです。骨格や筋肉量、体脂肪率などによって、同じ体高でも体重は大きく異なる場合があります。

「タイニー・プードル」や「ティーカップ・プードル」だからといって、必ずしも2~3kgになるとは限りません。

ななまる
ななまる

大切なのは、その子にとっての適正体重を維持すること。動物病院で定期検診を受け、獣医師に相談しながら、愛犬に合った体重管理を心掛けましょう。

トイ・プードル子犬の成長過程|月齢別の変化と特徴

トイ・プードルの子犬は、生後1年で成犬になります。

それぞれの月齢での成長の特徴や、しつけのポイントを現役トリマー目線で解説します。

生後1ヶ月~2ヶ月|社会化期

この時期の子犬は、好奇心旺盛!周りの世界に興味津々で、色々なものを見たり、聞いたり、触ったりして、様々なことを学び始めます。

この時期の経験は、将来の性格形成に大きく影響します。この時期に社会化をしっかり行うことが大切です。

体の変化・特徴
  • 体重:500g~1kg
  • サイズ:20cm前後
  • 乳歯が生え始める
  • 母犬や兄弟犬との関わりの中で、社会性を身につける
  • 人にも慣れやすい時期
しつけのポイント
  • トイレトレーニング: 成功したら褒めて、失敗しても叱らないようにしましょう。
  • 甘噛み対策: 甘噛みされても痛がったり、大きな声を出したりせず、優しく「ダメ」と伝えましょう。
  • 基本的なコマンド: 「おすわり」「待て」「伏せ」などを教え始めましょう。 遊びの中で楽しく教えるのがポイントです。
  • 社会化: 色々な人や犬、音、環境などに触れさせ、社会性を身につけるための経験を積ませましょう。
  • クレートトレーニング: クレートに良いイメージを持てるように、おやつやおもちゃを使って、徐々に慣れさせていきましょう。

生後3ヶ月~4ヶ月|反抗期

この時期は、自我が芽生え、反抗的な態度を見せる子犬もいます。

「イヤイヤ期」 とも言われ、今までできていたことができなくなったり、言うことを聞かなくなったりする子犬もいるので、根気強く、愛情を持って接することが大切です。

体の変化・特徴
  • 体重:1.5kg~2.5kg
  • サイズ:25cm前後
  • 乳歯がすべて生え揃う
  • 永久歯への生え変わりが始まる
  • ワクチン接種が完了する頃なので、散歩デビューも可能に
しつけのポイント
  • トイレトレーニングの継続: 失敗が減ってきたとしても、油断せずに継続しましょう。
  • 甘噛み対策の継続: 永久歯が生えてくる時期なので、甘噛みの力は強くなります。 引き続き、優しく「ダメ」と伝え、噛むためのおもちゃを与えましょう。
  • 基本的なコマンドの練習: 「おすわり」「待て」「伏せ」「来い」などのコマンドを、遊びの中で繰り返し練習しましょう。
  • 無駄吠え対策: 無駄吠えし始めたら、無視をする、別の行動に意識を向けさせるなどして、吠えても意味がないことを教えましょう。
  • 散歩トレーニング: 首輪やリードに慣れさせ、短い距離から散歩を始めましょう。 外の世界に慣れさせることが大切です。

生後5ヶ月~6ヶ月|成長期

この時期は、体が急激に成長 し、成犬に近い体格になってきます。

運動量も増えるので、十分な運動時間を確保してあげましょう。

体の変化・特徴
  • 体重:2.5kg~3.5kg
  • サイズ:28cm前後
  • 永久歯が生え揃う
  • 性成熟を迎える子犬もいる
  • 体力がついてきて、活発になる
しつけのポイント
  • 問題行動の修正: 無駄吠え、噛み癖、飛びつきなど、問題行動が見られる場合は、早めに修正しましょう。
  • 社会化の継続: ドッグランやドッグカフェなどに連れて行き、他の犬との交流を通して、社会性をさらに身につける機会を設けましょう。
  • リーダーウォークの練習: 飼い主がリーダーであることを理解させ、引っ張らずに歩く練習をしましょう。
  • お手入れの練習: ブラッシングや爪切り、耳掃除など、日頃のお手入れに慣れさせていきましょう。
  • 避妊・去勢手術: 獣医師と相談の上、この時期に避妊・去勢手術を行う飼い主さんもいます。

生後7ヶ月~12ヶ月|成犬期

この時期は、体の成長が落ち着き、成犬の体格に近づいてきます。

精神的にも落ち着いてくる ので、しつけもしやすくなります。

体の変化・特徴
  • 体重:3kg~4kg
  • サイズ:30cm前後
  • 成犬の体格に近づく
  • 性格が落ち着いてくる
しつけのポイント
  • より高度なコマンド: 「ハウス」「持ってこい」など、より高度なコマンドに挑戦してみましょう。
  • トリック: 「お手」「おかわり」などの芸を教え、コミュニケーションを深めましょう。
  • 継続的な社会化: 他の犬との交流や、様々な場所へのお出かけを通して、社会性を維持・向上させていきましょう。
  • 定期的な健康診断: 健康状態をチェックし、病気の早期発見・治療に繋げましょう。

トイ・プードル子犬の成長に関するよくある悩みと解決策

トイ・プードルの子犬の成長過程でよくある悩みと、その解決策を現役トリマー目線で解説します。

食欲不振

原因
  • 環境の変化、ストレス、病気など
解決策
  • フードの種類を変えてみる、少量ずつ与える、獣医師に相談する

トイレの失敗

原因
  • トイレトレーニングの不足、膀胱炎などの病気
解決策
  • トイレトレーニングを根気強く続ける、トイレシートの場所や種類を変えてみる、獣医師に相談する

甘噛み

原因
  • 歯の生え変わり時期の不快感、遊びたい気持ち
解決策
  • 噛むためのおもちゃを与える、「ダメ」と優しく伝える、無視をする

無駄吠え

原因
  • 要求吠え、警戒吠え、恐怖吠え、寂しさなど
解決策
  • 原因に応じた対処法をとる、無視をする、吠えさせない環境を作る

トイ・プードル子犬の成長|まとめ

トイ・プードルの子犬の成長は早く、あっという間に成犬になります。その成長過程を楽しみながら、それぞれの時期に合ったケアをし、健やかな成長をサポートしてあげましょう。

成長過程では、体格や性格だけでなく、必要な栄養や運動量、しつけの方法なども変化していきます。この記事でご紹介した月齢別の成長過程を参考に、愛犬に合ったケアをし、健やかな成長をサポートしてあげてください。

この記事が、あなたと愛犬の幸せな生活に役立つことを願っています。